うまいこと言えない

あとから後悔するやつ

簿記二級に独学で合格した時に使っていた教材など

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はじめに

ありがたいことに「二級の教材の紹介をしてほしい!」という声もあったので、二級もやってみる。

三級の記事と形式がかぶってしまうけど、誰かの参考になればいいなあと、おもってる。

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教科書編

三級の時は「サクッとうかるシリーズ」を使っていたけど、いろんなものを使ってみたいというのもあり、二級の教材は、

・フルカラーで見やすそう

・優しい文体で読みやすそう

商業簿記のほうは改定後の範囲も載っているので、万が一再受験するときも安心

などといった理由から「教科書シリーズ」に決めた。

 

メリット

各章と、それに連動している基本問題の難易度がちょうどいい。

インプットをしたそばからアウトプットの学習ができるので、手際よく勉強が進む。

基本問題の回答用紙もTACのホームページでダウンロードできるので、繰り返し復習することもできる。

 

デメリット

肝心な部分が「参考」にまとめられていて、頭の中がとっ散らかる。

試験に平気で出題される範囲が巻末の「参考」という部分に収録されているので、教科書内を行ったり来たりしなければならない。

また、商業簿記のほうはかなり分厚く(約2.5cm)、持ち運びには不便。

 

総評

工業簿記も商業簿記のほうも、可もなく不可もなく、なイメージ。

ただ本当に「参考」の項目の存在が理解できない。

なんで各章ごとに一緒に載せておいてくれないの???!?

他の教材がどうなっているのかはまだ確認できていないけど、「参考」の使いにくさったらない。

 

問題集編

教科書も「教科書シリーズ」だったので、まあ特に変える理由もないし、問題集も同じシリーズにした。

 

メリット

さすがに教科書と同じシリーズなだけあり、教科書と問題集が連動しているので、復習がしやすい。

解説の方も細かいところまでしっかりと掲載されているので、困ることはあまりなかった。

 

デメリット

載っている問題が割と本試験問題に近い難易度。

まあこの難易度の壁は遅かれ早かれぶちあたるものではあるけど。

それと商業簿記の問題集と工業簿記の問題集、それぞれの巻末に「模擬試験」が収録されているのだが、商業簿記の方には第1〜3回、工業簿記のほうには第4〜6回の問題が入っている・・・。

なんか2冊買う前提で作られているのがちょっと腹たつ・・・(個人の意見です)。

 

総評

試験問題レベルと、教科書の基本問題レベルのちょうど間くらいの難易度で、最初こそ戸惑うが比較的ボリュームもあり、良い問題集だと思う。

また、三級の時に使っていた、「みんなが欲しかったやさしすぎる解き方の本」も並行して使っていたが、問題集2冊と同じようなものが載っていて、どちらか片方だけでよかったかなあとは思った。

じっくりすべての範囲をカバーしたい人は問題集2冊、試験問題を効率よく解きたい・あまり時間がない、という人は「みんなが欲しかったやさしすぎる解き方の本」を使ってみるのもいいかもしれない。

それとこの「解き方の本」は、三級のものよりもさらに分厚くなっているので、ページの場所によってはかなり書き込みにくい。

 

 

本試験対策

試験対策となると「いよいよだなあ」と言った感じがするのは私だけだろうか。

こちらも三級の時と同様に、「第○回をあてる TAC予想問題」を購入した。

注)このリンクは第149回の試験に向けて作られた問題集です。第150回のものが発売されたらリンクを貼り直します。

 

メリット

ボリュームがちょうどいい。

やっぱり本試験対策って問題を繰り返し解くことが大切だと思っている。

張り切ってたくさんの問題を解きまくるものいいけど、覚えるくらい同じ問題を繰り返し解いたほうが得点源になりそうな気もする。

 

デメリット

問題用紙に書き込んだら繰り返し解けない。

私は割と問題用紙に直接書き込みながら解いていくので、問題用紙をいちいちコピーしてから問題を解いていた。

TAC出版さーん!どうか問題用紙のPDFも配布してくださーい!

いや、さすがに無理か・・・笑

 

総評

相変わらず巻頭の仕訳単語帳が便利!

ついつい出先でこればっかりやってしまう。

あとは試験1ヶ月前からのサンプルスケジュールなども参考になる。

 

本試験直前

教材とは少し話がそれてしまうが、本試験の4週間くらい前になると、資格の大原が簿記の無料模試というイベントを開催してくれる。

申し込みをインターネットで済ませ、当日直接会場に行くと、本試験さながらの雰囲気で大原独自の予想問題を解くことができる。

私が参加した時は、試験時間が1時間40分(だったと思う)で、休憩を挟み、その後30分ほどかけて問題の解説をしてくれる。

イベント終了後には、簡単ではあるけど、個別に講師の人に質問もできるのでモヤモヤを持ち帰ることもないと思う。

実際に時間を計って、模試を開催している会場は非常に少ないが、もし参加できるのであれば参加したほうがいいと思う。

無料だし。

また、試験の1週間前になると、同じく資格の大原で、公開模試というものも開催される。

入学金などは不要で、受験費用(2級は確か3000円くらい)のみで模試を受けられる。

公開模試は比較的開催会場が多いので、費用はかかってしまうが、参加できるのであれば参加したほうがいいと思う。

そしてこの公開模試は、会場で解いた予想問題(無料模試のものとは異なる問題)の回答用紙をその場で回収し、添削をしてくれる。

そして添削された回答用紙は、数十分で受験者に返却される。

普段回答用紙が添削されて戻ってくるっていうことはあまりないので、モチベーションはかなり上がる。

無料模試よりも詳しく解説をしてくれるので、とてもオススメのイベントだ。

 

最後に

長くなってしまったが、私はこれで二級に合格できた。

三級の記事にも書いたが、あくまでもこれは私の場合であって、人それぞれ合う合わないがあると思う。

二級の勉強法や、スケジュールなどは以前書いた記事を参照して欲しい。

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